病気の治療に「歯茎のマッサージ」って
何か不思議ですね。
でも、これにはリウマチという
自己免疫疾患ゆえの理由が、あるのです。
先月、統合医療から見るリウマチ治療の
セミナーで、加藤直哉先生が
話されていた中で紹介されていて、
それ以降実践しています。
その時の講演内容を要約すると
次ような内容になります。
免疫の誤動作を誘発する一因に、
慢性的に長期間継続する炎症が
あげられます。
炎症とは、人体に危険な異物を
察知した時、体が起こす排除反応です。
免疫機能が働いている事を意味します。
上手く働いた結果、本当なら炎症は
沈静化するはずです。
しかし、炎症が沈静化しないと、
免疫機能は、更に継続して働き続けます。
そして、更に長期化すると、
そこに本当に排除すべき異物があるか、
排除するべき異物がソレなのか、
良く分らなくなることがあります。
このように、継続した炎症は、
免疫の誤動作を誘発する事があるのです。
そして、人体には大きな炎症ではないが、
持続的に炎症が起きやすい場所が
いくつかあるそうです。
例えば、歯周病です。
他には、上咽頭のBスポットの
炎症もあります。
歯周病は50代で85%の人が
掛かっているという程、
多くの人が罹患している病気で、
歯肉炎、歯周炎を伴います。
この慢性炎症が免疫システムのエラーの
原因に成ることもあるので、
これを退治する意味で、
歯茎のマッサージを勧められました。
免疫エラーの発生原因を
ひとつ消し去るのが、主な目的です。
具体的な行動としては、
歯磨き後に塩をつけた指で
マッサージしています。※1
Bスポットについても触れておきましょう。
Bスポットの炎症も割りと
ありふれたものですが、
継続的に炎症が消えない人が
結構多いようなのです。
鼻の奥、のどちんこの上後ろの部分で、
通常の診察では見えない所なので、
見つけられない事が多いようです。※2
このような時も、
免疫のエラーが発生しやすくなります。
こちらは、塩水による鼻うがいを
すると良いそうです。
私は今のところ、やっていません。
今回は、慢性炎症を沈めて、
免疫の正常化を期待する
治療法の紹介でした。
※1:
歯周病について調べて見ると、
塩でマッサージしたくらいでは
歯周病予防にはなっても、
歯周病治療にはならないようです。
歯周病治療は軽度でも、歯周ポケットの
歯石を除去する必要があります。
自分では出来ません。
なので、取り敢えず、歯周ポケット回り迄
入念にブラッシングする様にしています。
※2:
Bスポットの慢性炎症は、頭痛、肩こり、
心身症やうつ病、自律神経失調症の原因と
なっていることもあるそうです。
もし、とても調子が悪いが幾ら検査しても
悪いところが見つからないという方は、
一度ここを診て貰うと良いかも知れません。
10年も昔の事ですが20代の部下が、
まさしく上記の状態で原因不明で半年も
休職していた事が、ありました。
リウマチ自己治療 基礎知識-11-歯茎のマッサージ
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